◆今一家4人で信州は蓼科に来ています2005年10月10日

 10月10日(祝日)午前2時
 今一家4人で信州は蓼科に来ています。白樺湖より5?ほど北側に位置する女神湖。その湖畔に佇むホテル「アンビエント蓼科」に宿泊しています。
 昨日はあいにく曇り空。午前中から正午にかけて諏訪市からビーナスラインを通り、北八ヶ岳ふもとに車をおいて「ピタラス蓼科ロープウェイ」に乗りました。
 海抜2237mの高さに位置する山頂駅から「坪庭」と命名された散策コースを歩き、ちょっとしたトレッキング。私は旅行先では必ず現地の山に登るような人間ですが、家族はあまり「歩くこと」自体に慣れていません。妻とは独身時代に何回か山歩きをしましたが、子供が生まれてから10年近く、旅行といえば車を使ったラクチン旅行に終始していました。今次男がまだ4才で長時間の歩行を行程に加えることは難しく、最悪私が「抱っこ」して歩くことになるため、今回も行楽コースの選定には一考を要しましたが、昨日はこの「坪庭」全1000mを元気に歩いてくれ、とても助かりました。ゴツゴツした溶岩が周囲に広がり、整備された遊歩道から様々な高山植物を目にすることができます。「コケモモ」の赤い実、「ガンコウラン」の黒い実が印象に残りました。コケモモは6〜7月には白い花が咲いていたでしょう。種々の高山植物の花期はすぎましたが、紅葉季節の散策もまたよいものでした。ただ、実際には我が家の場合やんちゃ盛りの長男、次男がどんどん先へ行ってしまってしばしば見えなくなってしまい(2人はほとんど植物などは見ずに追っかけっこをしていました)妻と2人でそちらに注意を払わざるを得ず、あまり大自然ばかりという訳にもいきませんでしたが。家族旅行の宿命ではあります。
 無事ロープウェイで山麓へおり、少し車を走らせて日本そばを昼食としました。信州のそばは昔から有名で観光案内でたくさんの日本そば屋さんが見つかります。入口に掲げた天狗の面で有名な「そば庄」で「おやき」「天ぷらそば」をいただきましたが、とても美味でした。そして、この後、ビーナスラインを通って美しヶ原方面を目指したのですが天気の方は更に雲が多く雨模様となってきたために、予定変更して宿泊先であるこのホテルに直接来たわけです。時刻は3:30でした。
 さて、この「アンビエント蓼科」ですが、予想以上に豪華さで家族の、特に妻は大喜びでした。私は厚木市において「ハートピア」という自営業を中心とする福祉サービス団体に所属しており、そこのクーポン券を使っての予約だったため料金はかなり安かった訳です。従って設備もそれなりであろうとあまり期待してなかったのですが、これが嬉しい誤算で、外観のみならず部屋もとても広く、さながら都会の高級マンションの一室という感じ。ファミリータイプではなく億ションの方。自宅が8月に増築したとはいえ決して広くないのでとてもリラックスできました。前述のようにウチはやんちゃ盛りの男の子2人ですので部屋に着いたや否や走り回るわけです。これは男の兄弟のいるご家庭ならわかって頂けると思いますが、部屋が狭いと隣室の迷惑を考えて「静かに」のセリフを一晩に100回は言うことになります。これでは親の健康にもよくありません。その点、部屋が広いということはどんなに騒いでも他人の迷惑を考えないでよく、とてもリラックスできました。また、単純に空間が狭いと圧迫感があり、広いことがこれほど開放感に浸れるかととても満足でした。実はギリギリに予約したので5人部屋しか空いてなく、料金は少し高くなったのですが、それがかえって幸いしました。
 大浴場はもちろん温泉で(長野県は温泉の宝庫です)露天風呂からは女神湖の静かな佇まいも臨むことができ、とてもリラックスできました。通常ですとウチは男3人女1人ですので私が子供2人と入る訳ですが、4才児はまだ熱い湯に浸かれず、しばしば私を悩ませていました。湯舟に浸かれなければ洗った後早く風呂から出たくなるのも仕方なく、もっと入っていたくても早く出ざるえない場面が多くなります。昨今増えているクアハウス型お風呂だと小さい子供に合わせたぬるめの温度設定の浴槽が用意されていることが多いのですが、少し古い銭湯やリゾートホテルなどでは42゜以上、かなり熱めになった大きい湯舟が一つだけというパターンもあります。これだと4才児のみならず9才の長男も入れず、入って10分で出ることになり、仕方なく私だけ後でもう一度ということもありました。これも子供の小さいうちは宿命と思って諦めていたのですが、今回の風呂は熱すぎずぬるすぎず、特に露天は一般的に温度設定が高いものですがこれも子供には丁度よく、とても満足でした。それに加えて今日は4才の次男が妻と女風呂に入っていたため、浴場内での追いかけっこを注意する必要がなく、長男だけだともう自分のことは自分でできるので、私はサウナに入ったり、水風呂に入ったり、自分の世界に浸ることができました。神に感謝です。
 夕食も豪華でした。そもそも私はファミリーを積極的に誘致する方針のリゾートホテルは、夕食もでっかーい宴会場みたいな部屋でのバイキング形式で正直、味の方はいまひとつ、といったケースを多く体験してきたため、あまり期待していませんでしたが、ホテル内の高級イタリアンレストランでのディナーで、まず舞台装置で家族一同嬉しくなりました。大きいホテルで、休み前の一泊のため当然夕食は人数が集中するわけで、チェックインのとき希望夕食時間を客に聞いて調整していた訳がここでわかりました。ハコが小さいため時間をずらしておかないとかなり待つことになってしまいます。我々は5時30分という割と早い時刻に予約してあったこともあり、食前酒に我々夫婦はおいしいワインを飲みながら素敵なディナーをごちそうになりました。
 部屋に戻ったら、家族4人で「ウノ」にしばらく燃えました。夏休み頃から我が家では大流行しており、トランプに似たカードゲームで、けっこう我を忘れて白熱します。実は私と次男はすっかりうまくなっています。この時も2時間近くやって長男、次男、妻、ビリが私でした。本気出しています。ゲームでは何をやっても将棋以外は長男には勝てません(将棋も半年前から長男はカルチャーセンターで習ってるため、今や危ない)しかし、テレビゲーム世代の現代っ子である長男、次男が強いのか、私が弱すぎるのか?うれしいような悲しいような‥‥、ウノ終了後私は急に睡魔におそわれベッドへ。まだ9時前だったので、1〜2時間後におきてビールを飲んで、もう一回フロへ‥‥という計画でしたが。 熟睡してしまい、起きたら2時でした。静かです。家族はみな寝ています。夜があけたら‥‥、天気は晴れるかな?起きたら、朝ブロいきたいな。それではおやすみなさい。