◆次男のピアノ発表会がありますた2006年03月27日

 3月27日
 昨日、次男のピアノ発表会がありました。「はたけやま音楽教室」というところで1年近く前からレッスンをうけており、おしゃれした20名ほどのちびっ子がその成果を試すべく、パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃんらご家族たちの前で緊張した面持ちでピアノを弾く姿はとてもほほえましいものでした。普段練習する時は自分の家族以外はあまり周りにいないものでしょうが、知らない大人がいっぱい聴いてる中で演奏するというのは緊張するものです。顔がこわばってる子も何人かおり、思わず「がんばれ」といいたい場面もありました。
 次男の演奏はというと、親バカとのそしりを覚悟でいえば、なかなか堂にいったもので、くり返し部分なども忘れずに冷静に弾いており、ほっとしました。まあ、まだ5才なので恐いもの知らずなのでしょう。大人になるに従って本番で失敗する体験も積まれていきます。スポーツでも学校のテストでも、練習通りいつもうまくいくとも限りません。また、時間が足りず練習不足で本番に望む場面もでてきます。そんなことを経て「大人」になっていくんだよな。
 次男の姿をみて自分のことを思い出しました。
 ところで、話はここで終わりません。実は私自身も「出ちゃった」のです。私を含めて大人2人も参加しまして、40人ほどのオーディエンスを前に「ソロ」でピアノを弾きました。ジャズバンドでは何度となくステージに立った私も、1人での独奏で人前でやる、となるとそれこそ小学4年の頃まで逆昇らなければなりません。35年前・・・。
3ヶ月前から決まっていたのである程度練習はできました・・・が思ったより緊張してしまい、曲の中盤で優雅に弾く場面でカクカクした指使いしかできず道路工事のようになってしまったのは今でも心のこりです。やはり本番は練習の70%しかでないと思って普段の練習を130%に仕上げろ!とはよく聞きますが、あらためて46才にして思い知らされた次第です。
 聴いている皆さんはとてもやさしく、突然名前を呼ばれた男がおっさんだったものだから目を白黒させていましたが、演奏終了後は暖かい拍手を下さいました。ありがたいことです。曲は「マイ・フェイバリット・シングス」巨人ジョン・コルトレーンが幾度となく録音し、多数の音源が残っています。ピアノ担当のマッコイ・タイナーのパートをコピーして、あと私なりにアレンジして、演奏しました。でも譜面になったのは前々日くらい。「もう10日あったらな・・・」かつて学校のテスト直前につぶやいたセリフを再び・・・。